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本より [Book]

最近読んでいる平松洋子さんの「おとなの味」

食べ物について書かれている本を読むようになったのは高校生の頃、実家の本棚に並んでいた池波正太郎さんの本が最初だったように思います。

『料理にはつくり手が表れる。しかし、斉須さんの料理にはさらに先がある。手を仕事に捧げ尽くす誠実なひととなり。こちらが感じようとすればするほど、料理にそなわった人格に励まされる。「とてもたいせつなことが秘められている」その予感を、私は歳月を杖にして確信に育てていったのだった。歳月を待たなければほんとうにはわからないことがある。急いではいけない。薄い紙を重ねるようにゆっくり、人知れずおだやかに、たいせつに、尊敬をこめながら。』平松洋子 おとなの味より


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