2000年のこと [Diary]
朝のニュース番組などで何年か前のその日に起こった出来事などが流れると、「ああ、そういえば」「あれからもうそんなに経ったんだ」と思い出して年月の流れの速さに驚くことがある。
私には日記をつける習慣はなくスケジュール帳に気になった事をメモする程度である。その手帳も保存する習慣がないので役目を終えたあと読み返してから処分してきた。
ここ数年もそういった過去の記録というものがほとんど手元にない。
唯一1冊だけ残している2000年の手帳。
2000年は学生最後の年だった。学生から社会人になるという節目の年。ミレニアムということで盛り上がって華々しく始まった印象がある。『ウィキペディア』で振り返ってみると様々な出来事が。
それでも私のメモ帳に書いてあるのはアルバイトのシフトや図書館で借りた本の題名、遊びに行った場所、などたわいもないことである。ペラペラのメモ帳でもうぼろぼろだけど捨てられなかったのだ。
その年の4月に母が亡くなった。突然の出来事で、何をするにしても手につかずどこかへ出かけても楽しいと思えない時期があった。
母に贈ったハンカチは封をしたまま引出しにしまってあった。時折そのハンカチと共にしまってある手帳を開いて眺める。
9年の間には色々な事があった。
妹はイスラエルから帰ってきて6月からはしばらくトルコに行くという。パスポートを持っていない私だが奇岩で知られるカッパドキアには常々行ってみたいと思っていたのでチャンス到来・・・。1年ぐらいして慣れたら案内してくれるそう。よろしくね。
2009-04-27 23:56